1975年- デビュー。Eタイプと異なり、当初ボディ形状はクーペのみであった。
エンジンは5800rpmで285イギリス馬力を発揮した自然吸気5.3リッターV12SOHCを搭載。ゼネラルモーターズ製3速オートマチックトランスミッションおよび自社製4速マニュアルトランスミッション。
アメリカ仕様はヘッドライトが2灯式に改められ、バンパーも大型のものがつけられていた。内装はジャガー独特のウッドとベニヤに満たされた空間ではなく、ダッシュボードは黒一色のビニール合皮で覆われていた
なお、XJ-Sは当初Eタイプの後継車種として、「XK-F」というコードネームを与えられていたが、後に「XJ27」に改められた。Eタイプにはスポーツカーとしての地位を与えていたが、XJ-Sでは新たな市場を開拓するため、高級GTとしての開発が進められたためである
1977年-オートマチックトランスミッションがBW製に換えられた
1981年- マイナーチェンジ。排ガス規制に対応すべくエンジンがHE(High Efficiency、高効率の意)エンジンに換えれられる。車名にも「HE」の2文字が加えられた
最高出力は299イギリス馬力/5500rpmに強化された。エクステリアではバンパーのクロームモール、インテリアではウッドパネルの採用が最も大きな変更点である。またクルーズコントロールが採用された
1983年- 3.6リッター直6DOHCエンジンを搭載した「XJ-S 3.6」が発表される(カブリオレは車名が「XJ-SC 3.6」)。エンジンはXJサルーンと同じものを搭載。最高出力は221イギリス馬力/5400rpmで、ZF製の4速オートマチックトランスミッションとゲトラグ製5速マニュアルトランスミッションが用意されていた。カブリオレはフルオープンになるタイプではなく、オープン状態でもBピラーおよびCピラーが残る、いわゆるタルガトップ形式をとっていた
1985年- V12のカブリオレ発表。車名は「XJ-SC V12」とされた
1987年- XJサルーンがXJ40系にシフトしたのを受け、3.6リッターモデルのオートマチックトランスミッションがサルーンと同じ型(ZF製4HP22)に変更される。全モデルでステアリングやウッドパネルなどのインテリアに変更を受け、より豪華な仕立てとなる。9月には「XJ-SC 3.6」が生産中止に
1988年- 「XJ-SC V12」が生産中止となり、代わりに「XJ-Sコンバーチブル」が発表される
このモデルは完全にオープンとなるモデルであった。イグニションシステムやコーチラインのデザインなど細かな変更あり。
また、TWR(トム・ウォーキンショー・レーシング)の手による「XJR-S」が発表された。
このモデルは強化された足回りとエアロおよびアロイホイールで武装した特別モデルであった。
1989年- V12・直6モデルのエンジンがそれぞれ無鉛仕様に変更。ステアリングのチルト機構が採用されるなど細かい変更を引き続き受ける。
「XJR-S」はエンジンを6リッターに拡大し、5750rpmで最高出力318イギリス馬力を発生した。
1990年-ル・マン24時間レース優勝を記念した限定モデル「XJ-S Le Mans」が発表される。パイピングレザーをあしらった豪華な内装や、サイドシルのロゴなどが通常モデルと異なる。
今回Blessに入庫した固体は、前文の最後に出てくるル・マン限定車と同じ年式のコンバーチブルで
純然たるジャガーカーズの最後の生産モデル!
その証拠にリアの三角テールで1991年モデルは前期・後期とあり後期はリアテールが横長の
スモークテールでエンジンの馬力は10馬力上がっているのに乗ってみるとエンジンノイズは
大きくなりトルク感も落ちその後6000ccになり終了していますが乗り味はこの1991年前期
モデルが一番ジャガーらしく最高の一台です!
Jaguar XJ-S V12 CONV
備考
D車 左H AT フル装備 本革シート シートヒーター パーチメントインテリア
純正カセット 純正AW 取説・記録簿 内外装美車