1975年前半に巻き起こったオイルショックの影響を受けた、アメリカ市場におけるアメリカ車全体のダウンサイジング化と低燃費指向に対応すると同時に、アメリカ製高級車に比べてサイズの小さいメルセデス・ベンツやBMWなどのヨーロッパ製の高級車への対抗車種として、1975年に初代「セヴィル」を発売、GMのプレステージカー部門である、キャデラックブランドのメインモデルとして位置づけられた。
車名のセヴィル(Seville)は、オペラ「セビリアの理髪師」(ロッシーニ・作)で知られるスペインの都市セビリアの名を冠したもの。
現在は、SevilleTouringSedan の頭文字を取ったSTSが後継モデルとして販売されている
1980年には、1930年代のダイムラーやロールス・ロイスを彷彿とさせるリアスタイルを持ち、前輪駆動化した他、シリンダー・カットオフ機構などの省燃費機能を導入した2代目に進化した。2代目にはキャデラックとして初のディーゼルエンジンやトリップ・コンピューターなど数々の新機構を導入し、引き続き好調な販売を維持し続けた。
今回Blessに入庫したCadillac Sevilleは、2代目の1980~1985年に発売されたモデルで
そのモデル中最終モデルの1985年モデル!
そして、本当に最後の登録車輌で有ろう1986年に入ってからの登録車輌なので
アメリカ車が「らしかった!」デザインの最後とも言って良いモデルでしょう。
当然この車輌は、正規インポーターのヤナセが輸入販売した車両で当然改造も無く
オリジナルの状態でとても綺麗な車輌です。
ホームページアップ前に試乗してみましたがアメリカ車らしい走りの中にも確りとした感じが有り
今までの整備や前オーナーが大切に維持してきた状態が試乗して見て確り出ている車輌です。
唯一オリジナルでは無い物を上げると後付けのCDチェンジャーが付いている位でそれ以外は
完全にオリジナル状態をキープしていて決め手にホワイトリボンタイヤでこの車輌の雰囲気を
倍増していると思います。
当時は、普通に使われ廃棄処分されていった車輌が圧倒的に多いと思われますが今と成っては
このリアスタイルからかもし出す何ともいえないクラシカルで今の車輌には確実に無いであろう
自動車のデザインの素晴らしさが出ている一台だと思います。
本当に当時は余り意識しなかったのですが今と成っては「希少車輌!」に位置する
とてもレアな一台だと思っています!